脳神経内科
脳神経内科は、脳や脊髄、末梢神経、そして筋肉に起こる病気を専門的に診る診療科です。私たちの体は、脳からの指令が神経を伝わって全身に届くことで、思い通りに動かしたり、感覚を感じたりしています。このネットワークのどこかに不調が生じると、しびれ、震え、もの忘れといったさまざまな症状が現れます。岐阜県各務原市にある市民こうえん前クリニックでは、日本神経学会専門医・指導医がこれらのデリケートな症状に対して、丁寧な診療を行っております。
心の問題を扱う精神科や心療内科とは異なり、脳神経内科は神経という組織そのものに生じた異常を調べます。当院では院内にCT検査機器を完備しており、脳の構造に変化がないかを随時確認することが可能です。平日は忙しくて通院が難しいという方のために、土曜日や日曜日も診療を受け付けております。市民公園前駅から徒歩5分という立地ですので、各務原市にお住まいの方はもちろん、近隣の地域の方も気軽にご相談いただける環境を整えています。
脳神経内科で診る症状
日常生活の中で、自分では「年のせいかな」と思ったり、「少し疲れているだけだろう」と感じたりする症状の中に、実は神経の病気が隠れていることがあります。以下のような症状がある場合は、早めに専門的な診察を受けることが大切です。
頭痛(ずきずきする、重苦しい)
頭痛は非常に多くの方が経験する症状ですが、その種類によって対処法は大きく異なります。片頭痛のように吐き気を伴う強い痛みから、肩こりを伴う締め付けられるような痛みまで、原因を特定して適切な治療を行うことで生活の質を向上させることが可能です。当院では必要に応じてCT検査を行い、脳出血などの急を要する病気が隠れていないかを確認します。
しびれ、手に力が入らない
手足がジンジンとしびれたり、文字を書くときに手に力が入りにくかったりする症状も、脳神経内科の対象です。神経の通り道が圧迫されている場合や、末梢神経そのものに障害が起きている可能性を考えます。しびれの原因を正確に特定することは、適切な治療への第一歩となります。
めまい、ふらつき
天井が回るようなめまいや、歩くときにふわふわと浮いたような感じがして、まっすぐに歩けないという症状です。耳の病気から来ることもありますが、脳幹や小脳といった神経の司令塔に原因がある場合も考えられます。ふらつきの原因を精査することで、転倒による怪我を未然に防ぐことにもつながります。
ふるえ、勝手に体が動く
じっとしている時に手が震えたり、コップを持とうとすると震えが強くなったりする症状です。また、自分の意思とは関係なく足や顔が動いてしまう場合もあります。これらは神経伝達物質のバランスが崩れることで起こることが多いため、お薬による調整が効果的な場合があります。
もの忘れ、言葉が出にくい
「同じことを何度も聞く」「さっきまで話していた人の名前が出てこない」といった症状が、単なる加齢によるものか、病気としての認知症なのかを判断します。また、言いたい言葉がうまく出てこない、ろれつが回らないといった症状も、脳の機能に何らかの変化が起きているサインかもしれません。早期の相談がご本人と家族の安心につながります。
脳神経内科で診る病気
脳神経内科では、以下のような疾患に対して診断と長期的な治療管理を行います。専門的な知識を持つ日本神経学会専門医・指導医が、患者さんお一人おひとりの生活に合わせた治療計画をご提案します。
認知症
認知症には、アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、血管性認知症など、いくつかの種類があります。それぞれで症状の出方や進行の仕方が異なるため、正確に診断することが重要です。当院ではCT検査を活用し、脳の萎縮の状態や血管の異常を詳しくチェックします。早期に発見し、進行を遅らせるためのケアを開始することで、住み慣れた地域で長く元気に過ごせるようサポートいたします。
パーキンソン病
手が震える、動作がゆっくりになる、筋肉が硬くなるといった症状が特徴の病気です。脳内のドパミンという物質が不足することで起こります。近年では優れたお薬が登場しており、お薬を上手に使うことで以前と変わらない生活を長く続けることが期待できます。当院では症状の変化を細かく見守りながら、最適な処方調整を行います。
頭痛症(片頭痛・緊張型頭痛など)
頭痛は体質だからと諦めている方が多い疾患です。しかし、慢性的な頭痛は仕事や家事の能率を著しく下げてしまいます。市販の痛み止めを使いすぎると、かえって頭痛が悪化すること(薬剤乱用頭痛)もあるため、専門的な治療が必要です。当院では予防薬や、症状が出た時に使うお薬を組み合わせて、頭痛に悩まされない毎日を目指します。
脳血管障害の後遺症管理
脳梗塞や脳出血を起こした後の再発防止や、手足の麻痺などの後遺症に対する管理を行います。高血圧や糖尿病、脂質異常症といった生活習慣病は、脳卒中の大きなリスク因子(生活習慣などの原因)となります。一般内科も併設している当院では、全身の健康状態を管理しながら、血管の健康を守る治療を継続的に提供します。
一般内科の詳細については「一般内科」のページを参照してください。
てんかん
脳の神経細胞が一時的に過剰な活動を起こすことで、意識を失ったり、体が震えたりする発作が起きます。子供から高齢者まで、どの年代でも発症する可能性があります。高齢の方の場合は、認知症と間違われるような、ぼーっとするだけの発作もあります。正しい診断に基づいた服薬治療を行うことで、発作をコントロールし、安全に社会生活を送ることが可能になります。
脳神経内科に関する検査
診断を確かなものにするために、当院では科学的な根拠に基づいた検査を実施しています。診察室での問診や触診だけでなく、機器を用いた客観的な評価を大切にしています。
CT検査
当院にはCT設備があり、脳の形や構造に異常がないかを調べることができます。脳梗塞、脳出血、脳腫瘍、正常圧水頭症など、脳内に原因がある症状を素早く見つけるために欠かせない検査です。予約なしでも必要に応じて随時検査を行うことができますので、急な頭痛や異変を感じた際も安心してお越しください。検査結果については、医師がその場でわかりやすくご説明します。
当院の設備については「施設案内」のページを参照してください。
神経学的診察
医師が患者さんの体に触れ、反射や感覚、力の入り具合、歩き方などを細かく観察する検査です。この診察は神経のどこに不具合があるのかを推測するために非常に重要なステップです。道具を使わずに判断することも多いため、患者さんには負担が少ない検査です。熟練した日本神経学会専門医・指導医による丁寧な診察は、精度の高い診断の基礎となります。
よくある質問
Q1. 脳神経内科と精神科は何が違うのですか?
A1. 脳神経内科は、脳や神経という組織に、炎症や変性、血管の詰まりなどの物理的な異常が起きていないかを診る科です。一方、精神科は心の悩みや、気分が落ち込むといった心の病気を主に担当します。手が震える、歩きにくい、といった「体に現れる神経の症状」がある場合は、まず脳神経内科を受診されることをお勧めします。
Q2. もの忘れが激しいのですが、受診した方が良いでしょうか?
A2. はい、ぜひご相談ください。単なる「度忘れ」であれば心配ありませんが、生活に支障が出るような忘れ方は、認知症の始まりである可能性があります。また、中には治療が可能な原因によるもの忘れも存在します。早い段階で検査を受けることで、適切な対応や安心感を得ることができます。
Q3. 初診でも当日にCT検査を受けることは可能ですか?
A3. はい、可能です。当院では患者さんの症状に応じて、必要と判断した場合にはその日のうちにCT検査を実施いたします。お待たせする時間をできるだけ短縮し、迅速に診断を行えるよう努めております。頭をぶつけた後や、急な激しい頭痛などの際も遠慮なくご相談ください。
当院の脳神経内科診療について
各務原市の市民こうえん前クリニックでは、脳神経疾患に特化した専門的な医療を、地域の皆さんが通いやすい形で提供することを目指しています。当院の診療には、以下のような特徴があります。
- 日本神経学会専門医・指導医による高度な診断と治療
- 土曜日・日曜日も診療しており、忙しい方も継続して通院が可能
- CT検査設備を完備し、必要に応じて迅速な画像診断を実施
- 一般内科も並行して診療し、生活習慣病からの脳卒中予防にも注力
- 市民公園前駅から徒歩5分、駐車場も完備したバリアフリーな環境
脳や神経の病気と聞くと、重い病気を想像して不安になる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、早期に発見し、適切にお薬を調整したりリハビリを行ったりすることで、予後(その後の経過)が大きく改善するケースはたくさんあります。私たちは、患者さんの声に耳を傾け、現在の状態がどのような理由で起きているのかを専門用語を使わずにわかりやすくご説明します。
ご自身の症状だけでなく、ご家族から見て「最近様子がおかしい」「歩き方がぎこちなくなった」と感じる場合も、受診のきっかけとして大切です。日曜日の診療も行っておりますので、ご家族が付き添って来院されるのにも適した体制を整えています。各務原の地域の皆さんが、健やかな毎日を過ごせるよう、精一杯サポートさせていただきます。
お体の不調や心配事があれば、いつでもお気軽に市民こうえん前クリニックへお越しください。
当院へのアクセスについては「アクセス」のページを参照してください。
